Facebookが「Android」版「Facebook Home」アプリケーションファミリ用に初めて開発した革新的メッセージング機能である「Chat Heads」が、米国時間4月16日中にも「iOS」版Facebookアプリ内に登場する。同社の複数の幹部が明らかにした。ただし、これには小さな問題が1つある。
Facebookの最高技術責任者(CTO)を務めるMike Schroepfer氏とモバイルエンジニアリング担当バイスプレジデントであるCory Ondrejka氏は、この日開催されたAll Things Dのモバイル関連イベントで、同ソーシャルネットワークがFacebookのiOS版アプリに対するアップデートを公開しようとしていると語った。このアップデートは、Apple製端末に奇抜なメッセージングエクスペリエンスを追加する。
Chat Headsは、「Facebook Messenger」とSMSアップデートを結合することで、モバイルによるメッセージングをより遊び心あふれる環境へと発想を転換する。この環境では、友人のプロフィール写真が新たなメッセージスレッドを示し、これらはフリック操作で消去するまで画面上にフローティング表示される。
今回の追加は、「Facebook Home」の機能をiOSに初めて対応させることになるが、この特別なソフトウェアスイートを動作させた場合にAndroid上で得られる使用感が完全に再現されるわけではない。Facebook幹部らは、iOS向けに設定したChat Headsのデザインと機能がAndroid向けのものと同一になるが、Chat HeadsがFacebookアプリ内部でのみ機能すること、つまり、その閉じられた環境の外では表示されないことを強調した。
「iOSには、(Chat Headsを)端末全体で一貫して表示するための糸口がない」とOndrejka氏は述べた。
今回刷新されたiOS版Facebookアプリは、16日にAppleのApp Storeに登場したが、Chat Headsがすべてのユーザーに提供開始されるまでに数週間はかかる可能性がある。新たなバージョンでは、Facebookのより大きく大胆になった「News Feed」デザインがiOS向けのモバイル環境にも適用されるほか、メッセージングにはデジタルステッカーが導入される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス