Foxconnの2013年第1四半期の売上高が大幅に減少した。同社は、「iPhone」と「iPad」の製造元として最も知られている。
Foxconnの3月末までの3カ月間における財務報告書を入手したReutersによると、Foxconnの売上高は19%減の8089億新台湾ドル(269億ドル)となった。これに対し、前年同期の売上高は、1兆台湾新ドルに達していた。
Foxconnにとって、悪いニュースはこれだけではない。同社は、第2四半期の売上高が直前の四半期からほぼ横ばいになることを明らかにしており、2013年前半は、同社が利益の維持に苦戦している可能性がある。
Foxconnは、こうした悩みの原因を具体的に特定しなかったが、同社の売り上げの大半、すなわち60~70%がAppleとの提携からもたらされていると明かした。
AppleのiPhoneは、2012年第4四半期の販売台数がほぼ4800万にとどまったことに批判的だったアナリストやテクノロジ業界の他の観測筋から非難の的となっている。一部のアナリストは、Appleが実際の販売台数より100万台多く販売するだろうと考えていた。
この発表のわずか数週間前には、Leap WirelessがプリペイドによるiPhoneの売り上げについて、同通信事業者の予測していた金額の半分程度であったことを明らかにている。アナリストらは今週に入り、Appleが第2四半期に平均3690万台のiPhoneを販売したとみられると述べたが、同社が同四半期に大成功を収めると期待するものは少なかった。
もちろん、それはFoxconnにとって悪い知らせだ。同社が成功するかどうかは、Appleとその製品であるiPhoneに極度に依存している。
とはいえ、Appleの次世代iPhoneが数カ月のうちに登場するといううわさは、Foxconnにとってよい知らせだ。それは、Foxconnの売上高をなんとか維持することに役立つはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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