ものづくり特化のクラウドソーシング「Wemake」開始へ--アイデアを事業化

岩本有平 (編集部)2013年04月11日 12時55分

 エイスは4月11日、ものづくりに特化したクラウドソーシングサービス「Wemake(ウィーメイク)」のティザーサイトを公開した。間もなくクローズドベータ版としてサービスを開始する予定で、ティザーサイトでは現在事前登録を受け付けている。

 Wemakeは、ユーザーが投稿した製品のアイデアを、個人や企業からなるユーザーコミュニティが分担して、開発から生産、販売までワンストップで提供できるプラットフォームになる。同社では「商品のターゲットユーザーとコミュニケーションを取りながら商品開発をするため、消費者のニーズに沿った商品を生産、販売できる」としている。

 現在ユーザーコミュニティには、ジェイ・エム・シーをはじめとして、光造形やプロダクトデザイン、センサ設計などを手掛ける4社が参加しており、それぞれの得意分野でユーザーを支援するという。

 エイスは2012年4月の設立。共同で代表取締役を務める山田歩氏と大川浩基氏は、それぞれ早稲田大学 創造理工学部 総合機械工学科と東京理科大学 理工学部 経営工学科の出身。2012年に山田氏が卒業すると同時に起業。中小製造業などにヒアリングを続けたのち、大川氏の卒業した今春に事業を本格化させた。Wemakeの事業は、経済産業省による新事業支援プロジェクト「平成24年度『新事業創出のための目利き・支援人材育成等事業』」の支援案件にも採択されている。

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