Amazonの最高経営責任者(CEO)を務めるJeff Bezos氏が率いた出資者グループから、ニュース系ウェブサイトBusiness Insiderが500万ドルの資金を得た。
同ニュースサイトの共同創設者であるHenry Blodget氏はプレスリリースで、AmazonのCEOによる投資会社Bezos Expeditionsが新たな資金調達ラウンドを主導したことを明らかにした。この調達ラウンドには、Business Insiderへの既存出資者であるInstitutional Venture PartnersとRRE Venturesも参加したという。
「個人的に、われわれがこの件を非常にうれしく思っていることをつけ加えたい」とBlodget氏は記している。
Blodget氏は従業員向けのメモで、今回の資金を用いて編集、技術、販売とマーケティング、購読、イベントなどへ投資すると記している。Blodget氏によると、今回の出資は、Bezos氏と同氏が1年前に夕食を共にした時の会話に由来するという。
2人の関係は長く、始まりはBlodget氏がウォール街のアナリストを務めていた1990年代に遡る。同氏は、ほかのアナリストらがAmazonのビジネスモデルを支持しなかった時期に、同社の将来性を信じた数少ないアナリストの1人だった。Blodget氏は、投資銀行事業での成功を助けるために買い格付けやアキュムレーション格付けを発行していた企業を私的に混乱させたとして起訴され、その和解策の一環として2003年に米証券取引委員会(SEC)からウォール街での勤務を禁じられた。
Blodget氏は同プレスリリースで、Business Insiderが今後掲載するAmazon関連の記事において、Bezos氏が投資家であることを公表する記述を含めると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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