Appleが計画している2つめの社屋が頭痛の種になろうとしている。
Bloomberg Businessweekは、提案されている「宇宙船」型建築物の開発プロセスの概略を説明し、この建築物が、ドーナツや指輪のような珍しい形であるとしている。
Bloomberg Businessweekは匿名の情報筋の話として、この新社屋の予算が30億ドルから50億ドルに跳ね上がったと報じている。同報道によると、その金額は新しい世界貿易センターのコストも上回り、繁華街にある最高級の高層建築物のコストの3倍に相当するという。
一方、Appleは現在、設計者と連携して10億ドルの予算削減に取り組んでおり着工を先延ばしにしている、とBloomberg Businessweekは報じた。これほどの規模のプロジェクトでは、コスト超過はおそらく避けられないだろう。
米CNETは詳細を確認するためにAppleと連絡をとっているが、本稿執筆時点で回答は得られていない。
当初の提案では、Appleは2012年に同プロジェクトに着手することになっていたが、着工は2014年に延期された。さらに、Appleは当初、2015年までに従業員の引っ越しを開始したいと考えていたが、それも2016年に延期されている。
この本社ビルは、4階建てのリング状で、広さは実に280万平方フィート(約26万平方メートル)というもの。Appleは以前、現在の本社の収容人数が2800人であるのに対し、これを上回る1万2000人を新しいキャンパスに収容したいと話していた。しかし、改訂された企画書で、その数字が1万4200人に大幅に増えていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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