LGエレクトロニクス・ジャパンは4月3日、液晶テレビ7シリーズ17モデルを発表した。直感的な操作ができる独自の「マジックリモコン」を進化させ、声や手の動きでチャンネル変更や音量調整などができる、新たな簡単操作を実現した。4月下旬から順次販売される。
LGエレクトロニクス・ジャパン マーケティング統括常務の李起旭(リ・キウク)氏は「2012年に発表したスマートテレビはマジックリモコンによる使いやすさ、コンテンツの豊富さから高い評価を得ている。今回紹介するスマートテレビはリラックス、メガコンテンツ、サイズアップという私達が推進するテレビのコンセプトをさらに進化させたモデル群。マジックリモコンを進化させ、大型のラインアップも拡大した。最先端技術を搭載による新しいユーザー体験や価値を今後も提供していきたい」と話した。
商品の詳細を説明した商品企画&マーケティングチーム部長の土屋和洋氏は「日本国内におけるLG製テレビのネットワーク接続率は約45%。全国平均は15.4%ということなので、約3倍を実現する接続率を獲得している」ネットワーク接続率の高さを明らかにした。今回の新製品には一部のモデルにNFC機能に対応した「Tag Onステッカー」を付属し、スマートフォンやタブレットとの簡単接続をアピールする。
発表されたのは「LA9600」「LA8600」「LA6600」「LA6400」「LA6200」「LN570B」「LN4600」の7シリーズ。上位機LA9600/LA8600には、デザインを一新した「プレミアムマジックリモコン」、LA6600/LA6400/LA6200にはマジックリモコンを同梱する。LN570B/LN4600でも別売の「AN-MR400」を購入することで、利用可能だ。
マジックリモコンは、ポインタを動かしクリックすることで使用できる直感的操作が特長。新たにマイクを搭載し、リモコンに向かってキーワードを話すだけでインターネット検索ができる「ボイスサーチ」機能も装備した。マジックリモコンを用いてテレビ画面上に数字を書くことでチャンネルが切り替えられる機能も搭載。BSやCSなど3ケタのチャンネルもこれにより簡単に切り替えられる。
マジックリモコン自体をテレビの前で動かすと、テレビを操作できるジェスチャー操作は、リモコンを持たず手の動きでも操作できる「モーション認識」へと進化。顔の高さに手をかざすとスライドアップ式コミュニケーションカメラが感知し、画面上に操作パネルが出現する。手を握った状態で選択、開いた状態で移動ができ、テレビをコントロールできる。なお、スライドアップ式コミュニケーションカメラはLA9600/LA8600のみ内蔵しており、LA6600/LA6400/LA6200/LN570B/LN4600では、別売の専用マイク内蔵コミュニケーションカメラ「AN-VC400」が必要となる。
スマートフォンやタブレットとの連携も強化した。「Miracast」に対応し、モバイル機器で見ていたコンテンツをWi-Fi経由でテレビ画面に映し出せるほか、テレビのライブ映像をモバイル機器で視聴できる「2nd Display」機能を搭載。
いずれもWi-Fi機能を内蔵したLA9600/LA8600/LA6600で利用でき、それ以外のモデルでは、別売の無線LANアダプタ「AN-WF100」を接続することで使用可能になる。LA9600/LA8600/LA6600には、NFC対応機器をかざすとワンタッチで認識できる「Tag On」ステッカーも同梱する。
全機種に地上、BS、110度CSデジタルチューナをダブルで搭載し、USB HDDによる録画に対応。最大4TバイトまでのHDDを接続でき、録画モードに長時間モードも追加した。
LA9600は、バックライトに独自の「NANO FULL LEDバックライト」を使用した最高画質モデルだ。55V型を用意し、ダイナミックコントラストは1000万対1。LA8600はバックライトにエッジ型LEDを使用。60、55、47、42V型を揃えた高機能モデルになる。
LA6600/LA6400は、ともに55/47/42/32V型をラインアップしたスタンダードモデル。LA6600のみWi-Fi対応になり、LA6400は別売アダプタでの対応となる。また60V型のみの「60LA6200」も用意している。
LN570Bは32V型、LN4600は22/26V型を揃えたパーソナルモデル。3機種ともにパネル解像度は1366×768ピクセルになる。
LA9600/LA8600/LA6600/LA6400/LA6200では、「CINEMA 3D」による3D表示に対応し、3Dメガネが2個同梱される。
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