Facebookは、「Timeline」の商標に関する不運な出来事を同社の歴史から消し去ることに失敗した。Timelineとはストーリー風のプロフィールページのことで、Facebookの各ユーザーはライフイベントを年代順に記録できる。
ソーシャルネットワークのFacebookは、2011年9月にシカゴの企業Timelines, Inc.から商標権の侵害で初めて告訴され、米国時間4月22日に陪審裁判を受けることになっている。
Bloombergの報道によると、米連邦地裁のJohn W. Darrah判事は4月1日、FacebookはTimelinesによる商標権の主張を無効にすることができなかったと述べたという。同判事は裁定通知書に「訴訟の現段階で、このユーザーグループに関し、『timeline(s)』という語が原告を連想させる特定の意味を持つと結論付けることは何ら不合理ではない」と記している。
Timelinesが2009年に開設したTimelines.comは、ユーザー同士が協力しながら歴史的な出来事を記録できるウェブサイトだ。Timelinesの弁護士Douglas Albritton氏はBloombergの取材に対し、現在1000人のアクティブユーザーを抱える同社は、FacebookがTimelineから得た広告収入に相当する額の損害賠償を求めていると語った。
米CNETはFacebookにコメントを求めたが、同社関係者は回答を控えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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