AmazonによるGoodreads買収の報道を受けて、誰もが買収金額を知りたい(あるいは、少なくとも推測したい)と思っている。
第一に、Amazonは書籍紹介サイトのGoodreadsをいくらで買収したかを明かしておらず、今後明かす可能性も低い。確かな情報は、買収の手続きが第2四半期中に完了する見通しだということだけだ。
そのため、Amazonがいくら払ったのかを推測する仕事を、多くのアナリストやメディア機関が引き受けている。
実際のところ、その議論は少し熱を帯びてきている。
米国時間3月29日、Bloomberg Businessweekはおそらく何らかの根拠に基づいて、10億ドルという試算を提示した。Businessweekは、Goodreadsのユーザー数に基づく非常に長いワークシートでその試算を補強し、FacebookやLinkedInといったほかのソーシャルネットワークでユーザーがどれだけの金額に相当するのかというデータをそのワークシートとともに提示した。
興味深いことに、AllThingsDのKara Swisher氏はBusinessweekによる大規模な試算金額を即座に却下し、Amazonが払った金額は1億5000万ドルに近いと推測した。
Swisher氏は、「買収金額の何割が現金で、何割が株式なのかをまだ特定できていない」ことを認めたが、Businessweekの記事について「われわれは推測しているだけ、という内容の記事」と評し、(匿名の)情報筋が同氏に「Businessweekの数字は完全に間違っている」と述べた、と付け加えた。
それとは関係なく、Amazonが払った金額がいくらであれ、それは長期的に見て利益をもたらす可能性が高い。なぜなら、それによって、Goodreadsの人気の高いソーシャルプラットフォーム(と1600万人以上のユーザーベース)を「Kindle」ブランドの電子書籍端末およびタブレットと統合できるからだ。
(さらに、Amazonがいくら払ったにせよ、おそらくそれは同社にとっては何でもない金額だろう)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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