「スマートフォンで特に顕著なのですが、何か別のことをしながらサイトを利用する人は多いはず。そこで、『ながら』でも探せるようにしていくような工夫が必要です。逆に、これまでのように能動的に探すユーザーにとっては、レコメンドが邪魔という場合もあるでしょうから、ユーザーごとにカスタマイズできるようにしていく方向で取り組むことが大切です」(川本氏)
サイト内だけではない、オフラインデータやソーシャルネットワークでのユーザー行動の分析にも、現在まさに取り組んでいる。「これらは今後1年のテーマ」と話す川本氏。例えばオフラインについては、モデルルームの来場記録をSUUMOのログデータとつなげ、オンラインプロモーションやテレビ広告などの効果を測るのに使っていく考えという。
また、購入意向のある物件を友人に伝えたいというニーズは想定しづらいため、「ソーシャルは不動産という商材にあまり合わない」と考えられているが、一方で「ブランド戦略の観点では重要と」(川本氏)としている。
また、不動産会社などとのデータ連携も段階的に進めている。SUUMOはユーザーに関する膨大な情報を持つ一方、不動産会社は物件についての詳細な情報を持ち、互いにメリットが期待できる。
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