Facebookは米国時間3月26日、広告主らがユーザーにより関連した広告をその「News Feed」に直接表示し、同ソーシャルネットワークの閉ざされた世界の外へと人々を誘導できるようになる可能性があることを発表した。
Facebookが「小規模なアルファテスト」と呼ぶ今回の導入により、「Facebook Exchange」(FBX)のターゲティング広告がデスクトップ版のNews Feedに初めて提供されることになる。同広告は、オンライン上での閲覧履歴に基づいてユーザーらに提供される特殊な広告ユニットである。
Facebookはブログ投稿で、「ウェブ上で最も人々を引き付ける場所であるNews Feed内に、非常に関連性の高い広告を掲載する機会を広告主や代理店に提供したいと考えていた」と記している。「また、FBXを介して提供される広告は、人々にとってより関連性の高い広告になるとも考えている」(Facebookブログ投稿)
この広告ユニットの追加によって、ユーザーのNews Feeds内に表示される広告総数が変わることはないと同社は述べた。
Facebookはこれまで、デスクトップの右側に広告主らがFBXによる広告を掲載することを許可していた。「Page post link ad」とFacebookが呼ぶこのユニットの形式は、Facebook独自のネイティブな広告ユニットである「Sponsored Story」よりも、従来のディスプレイ広告の購入者になじみ深いものである。広告主は、独自のユーザーインテントデータをターゲット特定に利用し、人々をFacebookページではなく外部のランディングページへと導いて、コンバージョントラッキングすることができるからである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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