4月に社会人になる学生を対象にした「ソーシャルメディアの利用実態調査」の結果が3月26日に発表された。ソーシャルメディアの利用頻度は「1日に何度も」「1日に1回程度」が回答者の82.3%を占め、60.6%が「日常生活の一部だと思う」と回答したという。
2013年度の新社会人が最も利用するソーシャルメディアはTwitterの41.0%で、次いでLINEが31.5%、Facebookが20.8%という結果。LINEの利用率を男女別で見ると、女性の35.7%が男性の24.5%を上回った。
33.5%が、ソーシャルメディア上で知り合った人と実際に会ったことがあると回答。投稿内容に対する反応を「意識している」「やや意識している」は合計で58.0%で、複数サービスに登録している場合、52.2%が「サービスによって書き込む内容が違う」と回答した。
就職活動にソーシャルメディアを利用していたのは24.5%で、主な用途は「就職フェアなどの情報収集」「企業から発信された採用情報の収集」「友人・知人と就職活動の情報共有」など。利用用途をサービス別、男女別にみるとTwitter、Facebookともに、男性は「情報収集」に利用し、女性は「友人・知人との就職活動の情報共有」に利用する傾向が見られたという。
入社後、上司や先輩社員への自分からの友達申請について「積極的にしようと思う」はわずか6.1%で、「サービスによってはしようと思う」は35.1%、「可能な限りしようと思わない」は半数を超える58.9%となった。逆に、上司や先輩社員から友達申請が届いた場合には「積極的に承認する」が28.8%、「サービスによってはしようと思う」が42.8%、「可能な限りやり過ごそうと思う」が28.4%となった。
自分からの申請、上司や先輩社員からの申請承認のいずれも、Twitterは半数以上が「可能な限りしようと思わない」と回答していて、よりプライベートな利用に制限したいと思っていることがうかがえる。
ニフティ、コムニコ、ライフメディアの3社で共同で実施した。調査は3月8~11日、4月に社会人になる20~26歳のソーシャルメディアを利用している学生を対象にネットアンケートで実施。有効回答数は559人となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス