Appleが「iPhone 5」に搭載されている機能の一部を外した「ローエンドのiPhone」を計画していると、あるアナリストが予測している。
カナダの投資銀行RBC Capital MarketsのAmit Daryanani氏は現地時間3月22日、投資家向けメモの中で、Appleが2013年6月〜7月に「複数の新しい携帯電話」を発売する計画だと述べた。このメモの写しを入手したAppleInsiderによると、Appleは「iPhone 5S」という名称にする予定の主力端末に加えて、「プラスチック製の筺体で『Retina』ディスプレイ非搭載」のローエンド端末も提供する予定だと、Daryanani氏は述べているという。
「価格を低く設定することによってAppleは、スマートフォン市場の中でも成長している重要な部分(400ドル以下の価格帯)に照準を合わせられるようになる」と、Daryanani氏は書いている。
ローエンドのiPhoneが市場に登場するというアナリストの予測は今回が初めてではない。3月に入ってからはKGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏が、Appleは「ガラス繊維とプラスチックを合わせて使う筺体で、一般的なプラスチックの筺体より軽量かつ薄型になり、さまざまな色で作りやすい」低価格のiPhone 5を提供するだろうと述べた。ただしこの端末は、iPhone 5Sより重くなるとみられる。
AppleがローエンドのiPhoneを提供した場合の効果は大きいかもしれないと、Daryanani氏は述べている。この端末がiPhoneのラインアップに加わると、2014年の売り上げはさらに220億ドル押し上げられる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?