IntelのバイスプレジデントでIntel Mediaのコンテンツおよびサービス担当ゼネラルマネージャーを務めるEric Free氏は米国時間3月21日、米CNETの取材に対し、Intelが新しいオンラインテレビサービスについて、米国西海岸の3つの市場で従業員による社内テストを実施していることを明らかにした。
Free氏はこれ以上の詳細について多くを語らなかったが、2013年はオーバーザトップ(Over The Top:OTT)ビデオにとって飛躍の年になるとの予測を示した。OTTビデオとはインターネットを介して動画を提供する「Hulu」のようなサービスで、ケーブル事業者や衛星通信サービスを利用する必要がない。
「有料テレビをインターネットに持ち込むことに関しては試行錯誤が続いている。今年は状況が変わり、本格化する年だ」と、Free氏は言う。
Free氏は、2013年にOTTビデオが盛り上がる主な理由を3つ挙げた。消費者の行動が変化していること、多くの人が有料テレビを解約している(あるいは、そもそも最初から契約していない)こと、そしてインターネットベースのテレビが可能になるまでにテクノロジが進歩していることだ。加えて、企業各社は以前より積極的にインターネットを活用するようになっており、「ビジネスの方向性や次のモデルという観点から、どの分野がどれくらい期待できるかを学び取って」いると、Free氏は述べた。
もちろん、インターネットベースのテレビサービスが2013年に本格化するとIntelが考える大きな理由は、2013年中に同社自身が製品をリリースするからだ。Intelは現時点で新サービスについて価格や発売時期など具体的な詳細を明らかにしていないが、ハードウェアとサービスを消費者に直接提供する意向はすでに表明している。このサービスでは、放送中のテレビ番組やオンデマンド配信などのコンテンツを視聴できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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