著作権で保護された楽曲を不正に共有していたことをめぐり、ミネソタ在住の女性がレコード業界と争っていた問題が、終わりをついに迎えた。
Jammie Thomas-Rasset氏は、自身に関する訴訟を審理するよう米最高裁判所に申し立てていたが、同裁判所は、この申し立てを却下した。これにより、同氏は、業界団体に22万2000ドルを支払うこととなった。
5年にわたるこの裁判は、全米レコード協会(RIAA)がThomas-Rasset氏を著作権保護された楽曲1700曲の共有で訴えた2007年に始まった。当初の訴えの後、RIAAは楽曲数を24曲に減らしており、陪審は22万2000ドルの支払いという評決を下した。
その後、何度かの審理と判断を経て(最初の判断が技術的な間違いを理由に退けられたり、再審では22万2000ドルの代わりに192万ドルという評決に結びついたりした)、第18巡回区控訴裁判所は9月、当初の22万2000ドルに支払額を戻している。
この判断を受けてThomas-Rasset氏は、最高裁への申し立てに踏み切ったが、同裁判所はこの件の審理を拒否した。これにより、同氏には他の選択肢がなくなった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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