米FitbitとソフトバンクBBは3月13日、iPhoneを使って歩数や消費カロリーなどを記録・管理できるワイヤレス活動量計「fitbit zip」と「fitbit one」を3月15日に発売すると発表した。ソフトバンクBBのオンラインショップほか量販店などで販売する。
fitbitは、歩数や消費カロリーなどを手軽にチェックできる機器だ。iPhoneやiPadとBluetooth 4.0でワイヤレス接続し、専用アプリやウェブサイト上の「ダッシュボード」を使って食事や体重の記録や管理ができる。さらに、友達を登録して活動記録をシェアすることで、競いながら運動を促進できるのが特長だ。
目標に近づいたときには、最後まであきらめないように応援のメッセージがスマートフォンに届き、目標を達成したときには賞賛のメッセージが届く。状況に応じたメッセージで、モチベーションを継続する工夫をしているという。なお、アプリは無料でApp Storeからダウンロードできる。Android端末には今後対応していくとしている。
fitbit zipは、歩数と距離、消費カロリーを測定できる機能を持つ。オンラインショップ価格は5480円で、カラーはライム、マゼンタ、ブルー、チャコールの4色。
fitbit oneは上位モデルで、fitbit zipの機能に加えて上った階段の数(下りはカウントされない)、睡眠時間、睡眠状況を測定できる。睡眠状況は、寝返りの数だけでなく、10種類の動きをトラッキングして“睡眠の質”をスコア化するという。オンラインショップ価格は9980円で、カラーはバーガンディとブラックの2色。睡眠モニタ用のリストバンドが付属する。fitbit oneは充電式で、USB経由で専用ケーブルを通じて充電する。
ソフトバンクBBは、これまでITプロダクトの流通事業を主流とし、スマートフォンケースやフィルムなどを数多く販売してきた。ソフトバンクBB 取締役常務執行役員の溝口泰雄氏は、スマートフォンの普及により、売り上げは拡大しており、「スマートフォン関連の商品を提供しはじめて、毎年倍増で事業が拡大している」と話す。
スマートフォンケースやフィルムはいわば“保護をする”ことが目的で、「守る商品アイテムだけでなく、ライフスタイルを創造するプロダクトラインも充実させていきたい」とし、Fitbitとの事業展開を決意した背景を語った。
Fitbitは、2007年にサンフランシスコで設立された企業だ。Fitbit CEO & Co-FounderのJames Park氏は、「会社設立の目的と使命は、楽しいデバイス、データとモバイル通信を組み合わせ、デジタルヘルスとフィットネスに変革を起こすこと」と語る。米国では、アマゾンのレビューや量販店などで高い人気を誇っているとアピールした。
日本での展開について、「幅広い市場への訴求を狙う。フィットネスレベルが高くなくていい。あまり普段は動かない人が使う製品を目指している。日本では発売初年度で10万個の販売を目指す」とした。
Fitbitのラインアップは、今回の活動量計のほかに多機能体重計「Fitbit Aria」などもある。「ほかは未定で、まずはFitbitを軌道に載せてから順次考えて行く」(溝口氏)としている。
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