米国のホリデーシーズンの幕開けで、アップルストアを湧かせたガジェットの1つはJawboneの「UP」だろう。通常99ドルの製品が、20ドルほど値下げて販売され、在庫はすぐに底をついたようだ。UPはなぜそこまで注目されているのだろうか。
僕もこのブラック・フライデーのセールでApple StoreでUPを購入し、ちょうど1週間がたったところなので、インプレッションをお届けしたい。
UPはリストバンド型のガジェットで、腕に巻いて使用するライフログ記録装置だ。ガジェットといっても外見からはゴムかシリコン製で両端に金属っぽいアクセントがあるだけで、デジタル感はみじんも感じられない。ブラック以外にも4色用意されており、あるいはちょっとオシャレなブレスレットに見えるかもしれない。
中には10日間持つバッテリと、加速度センサ、バイブレータが入っており、片方の端にはボタンが、片方の端にはキャップで隠されたステレオヘッドホンジャックがある。キャップをしておけば防水・防汗となり、そのままシャワーを浴びても問題ない。水深1mまで対応する事から、潜水さえしなければプールで使用しても大丈夫だろう。つまり、常に腕にはめておくことができる仕様になっているのだ。
この加速度センサなどで計測するのは、その人の日常生活だ。UPには「アクティブモード」「スリープモード」「ワークアウトモード」の3つのモードが用意されている(逆に言えば、3つのモードしかない)。
アクティブモードは日中設定しておくモードで、普段どれだけ動いているか、あるいはその歩数などを計ってくれる。スリープモードは寝る前に設定し、眠りについたかどうか、眠りの深さはどうか、と言うことを計測できる。また起きたときにはアクティブモードに戻す。そしてワークアウトモードは、アクティブモードよりも細かくジョギングやウォーキングなどのデータを記録してくれるのだ。
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