ゾンビを侮ってはならない。ぱっと見は、人間の脳をおいしくいただくため徘徊する哀れな死者にしか見えないが、彼らの本質はもっと深いのだという。
流行のゾンビウォークなどのように、米国人が何かにとりつかれたようにゾンビを求めるのはなぜなのか。クレムゾン大学の客員助教であるSarah Lauro氏は、次のような説を唱えている。「庶民の声に耳を貸さない政府や消費者を脳死状態に追い込む経済システムに対する不満を目に見える形で表現するため。コミュニティー実行の一環で、営利主義とのつながりなしに、集団がいかに組織化および形成されてイベントに参加することになるかを示すため。そして、多くの人には理由などなく、一部の人はただ生きている実感を得るために死人を演じるのだ」
テレビドラマ「ウォーキング・デッド」からゾンビ障害物競走まで、ゾンビは米国文化に浸透している。この厳しい経済状況下で米国人は、この不幸で死なない想像上の友人にある種の親密さを感じているのかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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