米政府は米国時間3月11日、米国企業に対するサイバースパイ活動を停止するよう中国に警告し、ハッキング行為は両国間でより強固な関係を築こうとする努力を頓挫させるものだと、この問題に関してこれまでになく強い言葉で述べた。
米国家安全保障担当大統領補佐官を務めるTom Donilon氏は、ニューヨークのアジアソサエティで行った演説の中で、「中国から前例のない規模で発せられている」攻撃によって知的財産が盗まれているという米国企業からの苦情が増えていると述べた。
「このような行為は、いかなる国からのものであっても国際社会は到底容認できない」とDonilon氏は語った。「大統領が一般教書演説で述べたように、われわれはサイバー攻撃の脅威から経済を守るために行動を起こす」(同氏)
Donilon氏の発言の前には、米国の企業、政府機関、組織に対するサイバー攻撃の「圧倒的な割合」が上海郊外にあるオフィスビルから発せられており、そのビルが中国人民解放軍と関係があることが最近になって報じられていた。中国は一切の関与を否定し、確たる証拠がないと、この報道を非難した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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