3年で国内500万ユーザーを達成したEvernote--セキュリティと満足度の向上を約束

 Evernote Japanは3月6日、「Evernote」日本語版3周年を記念したユーザー向けイベントを開催した。イベント会場となった東京・渋谷のカフェには、抽選で選ばれた約100名のユーザーたちが集まった。

 全世界5000万人ユーザーが使用するクラウドメモサービスのEvernote。2008年2月にベータ版が公開されてからすでに5年が経過している。日本版は2010年3月3日にローンチしており、日本法人を立ち上げた3年間で国内のユーザー数は約500万人となっている。国内ユーザーは全アクティブユーザーの11.6%を占めており、これは全アクティブユーザーの28%を占める米国に次いでいる。

 「日々、ユーザーに対する満足度向上を意識してサービスを展開してきた。3周年を祝い、これから何十年と続くサービスへとユーザーとともに発展していきたい」と、Evernote Japan ジェネラル・マネージャーの井上健氏は語る。


Evernote japan ジェネラル・マネージャーの井上健氏

 井上氏はまた、Evernoteは日本市場を大きなマーケットとして引き続き期待していると語る。EvernoteのAPIを使ったサービスの開発や連携など、先進的な事例も日本には多いのだという。

 Evernoteは、すでにアジアや欧州を含めた9カ所にオフィス立ち上げている。100万人以上のユーザー数を有する国も米国や日本のほか、イギリスやカナダ、中国、ロシア、スペイン、ドイツ、ブラジルと拡大しているのだという。「特に中国ユーザーの伸びが著しい。現在では、アクティブユーザーの割合も日本に次いで3番目。見逃せないマーケットだ」(井上氏)。

 また、先日起きたサイバー攻撃と、その対応のために全ユーザーにパスワードの再設定を求めたことに関しても説明がなされた。「ユーザーに対して迷惑をかけたことをお詫びしたい。今後、このような状況が陥らないようセキュリティを改善し、さらなるユーザー満足度を高める努力をしていきたい」(井上氏)。同社では今回のサイバー攻撃を受け、過去にも同様のハッキングを受けた企業らと協議し、連携した対策を実施することを検討しているという。

 イベントではまた、「Evernote アンバサダー・プログラム」が発表された。各回の識者やスペシャリストが、得意な分野を通じてEvernoteの魅力を紹介していくという。同プログラムは4月1日に詳細が明かされる。


会場の様子。Evernote CEOのPhil Libin氏からもお祝いのビデオメッセージが届いた

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