「iPhone」や「iPad」で「Evernote」を利用するユーザーは、最新バージョンではタスクの実行がより容易で高速になったと感じるだろう。
米国時間11月8日にリリースされた「iOS」向け「Evernote 5」ではまず、ホーム画面が刷新されている。仮想ファイルフォルダとして機能する新しい画面では、1回のタップで「Places」「Tags」「Notebooks」「All Notes」といった主要なエリアにアクセスできるようになっている。また、画面最上部の「Quick Note」ボタンを使用することによって、新しいノートの作成、写真の撮影、端末のカメラによる実際のドキュメントのスキャンが可能である。
「All Notes」ビューをタップすると、ノートが仮想的なインデックスカードのように表示され、各ノートの全体を参照して読むことができる。そのレイアウトは、iPhoneよりもiPadに適したものとなっているため、iPhoneユーザーは従来のリストまたはスニペット表示に切り替えることができる。
新しい「Notebooks」ビューでは、ユーザー自身のすべてのノートブックに加えて、そのユーザーと他のユーザーが共有したノートブックが表示される。リストをフィルタリングして、自分のノートブックのみを表示したり、カテゴリ別に並べ替えたりすることができる。「Tags」ビューでは、ノートに関連するさまざまなタグがリスト表示され、それをアルファベット順や、タグの出現回数順に表示することができる。
「Places」ビューは、作成した各ノートの場所を表示する。この機能は、ユーザーが自分の居場所を確認することを同アプリケーションに許可した場合のみ利用できる。デフォルトでは、このビューには、特定の場所に関連する各ノートとともに、背景に地図が表示される。地図をタップして各場所を参照し、スワイプして世界中を移動し、ピンチして特定のエリアを拡大することができる。
最後に、「Go Premium」ビューでは、Evernoteの無償版を使用するユーザーが有償版に登録することができる。有償版は1カ月4.99ドル、または1年間44.99ドルで提供されている。
Evernote 5に関するブログでは、同社の設計チームが「すべての主要な機能に2回以下のタップでアクセスできるようにすること」という1つの目標を掲げていたことが明かされている。
その目標を達成するために、設計者らは何カ月もかけて、「われわれのユーザーのニーズに合った」新しいインターフェースを開発したとブログには記されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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