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最大6人同時プレイ、RTSライクなゲーム感覚--「デーモントライヴ」ファーストインプレッション

佐藤和也 (編集部)2013年02月26日 10時00分
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 セガネットワークスは、iOS向けゲームアプリ「デーモントライヴ」を2月28日に配信する。ダウンロードと基本プレイが無料でアイテム課金制のフリーツープレイのビジネスモデルとなっている。

 制作には、コンシューマゲームの名作タイトルを手掛けたスタッフを中心に据え、スマートデバイスかつフリーツープレイながらも本格的なゲーム体験が味わえることをコンセプトに制作されている。「ジェットセットラジオ」でコンビを組んだ、菊池正義氏と植田隆太氏がそれぞれチーフプロデューサーとゲームのアート面を統括監修するアートディレクターとして参加。「サカつく」シリーズや「サムライ&ドラゴンズ」のプロデューサーである山田理一郎氏がディレクターを担当している。

 本作は、悪魔や秘密結社をモチーフとしたダークファンタジーの世界観で展開される協力対戦型バトルRPG。プレイヤーは秘密結社「オメガ・サベイランス」の総督として、組織を発展させる育成パートと、デーモンを討伐するバトルパートで主に構成されている。

  • 夢幻界と現有界というふたつの世界の境界線に歪みが生じ、そこからデーモンが出現し襲ってくる

  • プレイヤーは、境界線を監視している秘密密結「オメガ・サベイランス」の総督となり、デーモンから現有界を守る役割を担う

  • プレイヤーが率いてデーモンと戦う個性的なエージェントたち。有名声優を起用したボイスも収録

 バトルパートは、チームストラテジーゲーム「DotA」(ドータ、「Defense of the Ancient」の略)と呼ばれるタイプのジャンルで進行する。このジャンルは基本的に、2つの陣営に分かれて敵陣地の奥にある施設を破壊すれば勝利というもの。しかしながら、マップ上には味方や敵となるNPCが存在し、さらにはキャラの成長やスキルのシステムがあるなど、RTS(リアルタイムストラテジー)やRPGの要素も持っているのが特徴。

 1対1、あるいは3対3での敵本拠地の破壊を目的としてバトルを行う。オンラインマッチングによる最大で6人同時プレイが可能となっている。なお、バトルパートではシングルモードに該当するクエストも用意され、制限時間内に特定のデーモンを討伐するなどの目的を遂行する内容になっている。

 基本的には見下ろしの画面構成でエージェントを操作して進行する。その操作も、行きたいところにタップをすればその場所に移動し、敵にタップすると敵に向かって移動し攻撃範囲に入ると自動的に攻撃を行う。ターン制ではなくリアルタイムで進行するため、もちろん敵も移動したり攻撃を仕掛けたりする。

  • 自拠点からバトルがスタートする

  • 敵を攻撃して倒しながら拠点の破壊に向かう。タップで敵に近づけば自動的に攻撃してくれる

 バトルにおいて、エージェントはデーモンに変身する「デモナイズ」を使うことができる。変身するためのデーモンは、最大5体のデーモンをセットすることができ、さらにデーモンには最大3種類のスキルを装着することができる。デモナイズすると大幅にパワーアップする一方で変身していられる時間に制限がある。またより強力なデーモンに変身するには時間がかかってしまうため、どんなデーモンやスキルをセットし、状況に応じて変身して活用するかがポイントとなる。

  • 敵を倒し、エネルギーを溜めることでデーモンに変身することができる

  • 派手なエフェクトとともにデモナイズしてデーモンに変身

  • デーモンになるとスキルを発動することができる。スキルにも敵を攻撃するだけではなく、ヒットポイントの回復などさまざまな種類がある

 育成パートでは施設を設置し、エージェントの武器やアクセサリーの強化、エージェントが変身するためのデーモンを召還したり合成できるなど、バトルを有利に進めるための各種強化を行う。施設や召還に関わるお金(コスト)は、基本的にバトルパートで稼ぐ形となっている。

  デーモンの召還には、バトルパートなどで得られる宝石が必要。宝石にもランクがあり、高いランクだとレアリティが高く強力なデーモンが召還しやすくなっている。また召還したデーモンを合成して強化することもできる。その強化についても、単に合成させてレベルを上げるデーモン育成のほか、スキルのレベルを上げたり、他のデーモンのスキルを覚えさせることも可能となっている。

  • 「召喚ラボ」にてデーモンを召喚。宝石は4つのランクが用意されている

  • 宝石のランクが高いほど強力なデーモンが呼び出しやすくなる

 配信に先立って行われたメディア向け体験会で触った印象として、まず目を引いたのはやはりグラフィック面だ。世界観を支えるかのようにグラフィックスは繊細に描かれ、かつ動きのモーションもバリエーションも豊か、3Dで描かれているデーモンもそれぞれに見栄えのする形で描かれている。

 もちろん、ただグラフィックが綺麗なだけではなく、操作においてもリアルタイム進行なだけに忙しくなる部分もあるが、タップやスラッシュを要所要所で的確に行えばよく、複雑な操作が必要というわけではない。またストーリーを楽しむシングルプレイでは、筆者が体験した限り制限時間が数分程度に抑えられており、スマホの利用シーンにあわせて隙間時間に楽しめるようになっている。

 育成部分に関してもやりこみ要素が用意されている。例えばデーモン育成では合成の際に1体をメインディッシュとして選択し、生贄になるデーモンに応じたステータスをより大きく成長させることができる。これによって、自分だけのステータスを持つデーモンを育成することも可能となっている。また、ゲームの流れに関しては、同社が配信しているiOS用競走馬育成レースゲーム「DERBY OWNERS CLUB」のクエストと同様に、序盤の段階では「ここをこうするとご褒美がもらえる」という形で、やることの順番が示されているので、何をしていいかわからないというつまずきは少ないだろう。

 なによりマルチプレイは大きな魅力だろう。シンプルなルールながらも進行ルートの戦略のみならず、セットする5対のデーモンの選択やデモナイズのタイミングも重要だ。当然対人戦ではゲーム展開が毎回異なるため、何度でも繰り返し楽しめる。

 スマートデバイスでも例の無いジャンルに重厚な世界観やグラフィック、豊富な育成要素と、本格的なゲーム体験が味わえるというのが率直な印象で、コアゲームユーザーでもやりこみ具合は納得できるだろう。その一方で、スマートデバイス向けのタイトルはゲーム体験が味わえるなかでもカジュアルなものが主流でもあり、代表取締役社長 CEOの里見治紀氏は昨年のインタビューで、本作を「かなり先鋭的なチャレンジタイトル」、「すぐに皆さんにご支持いただけるかはわかりませんが、ユーザー様はこういったタイトルを求めているはずだ、と自信を持てる内容になっています」と表現。ユーザーや市場に対して、どのように受け入れられるのかという動向についても注目したい。

イナイン=エルゴ=スム
イナイン=エルゴ=スム
(C)SEGA Networks

 なお、2月28日の配信に先立って、前日の27日まで事前登録キャンペーンを実施している。事前登録したユーザー全員に、タレントのデーモン閣下が公式サイト内でのウェブ企画「秘蜜結社デーモントライヴ」で演じているイナイン総督をモデルとした、限定のレアデーモン「イナイン=エルゴ=スム」を、ゲーム配信開始後にプレゼントする。

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