co-meetingは2月18日、同社の運営するソーシャルメディアのダッシュボードサービス「Crowy」が、TwitterのAPIと利用規約の変更の影響でサービス停止の可能性があることから、サービスの継続を目指してCrowyをオープンソース化して協力者を募集すると発表した。
Crowyは、FacebookやTwitter、Yammer、youRoomなどを同時に表示できるダッシュボードサービス。2010年11月にMashup Award 6への出品のため、代表取締役で最高経営責任者(CEO)の木村篤彦氏が個人で開発を開始し、2年以上にわたってサービスを提供してきた。現在では4万人以上のユーザーに利用されているという。
co-meetingではここ1年ほど、メインプロダクトであるグループコラボレーションツール「co-meeting」の開発に注力しており、すでに収益化を断念しているCrowyに対する追加開発のためのリソースを確保できない状態と説明。3月5日までにCrowyがTwitterのAPIと利用規約の変更に対応できなかった場合、APIを継続利用することができず、サービスも継続できなくなる。
co-meetingでは、Crowyをオープンソース化して、少しでも多くの開発者に協力してもらいやすくすることで、CrowyをTwitterのAPIと利用規約の変更に対応させ、サービスを継続させたいとしている。
オープンソース版はMITライセンスで公開されるため、Crowyをベースにしたプロダクトの作製やほかのプロダクトへの組み込みなど自由に利用できる。他社が同じサービスを提供することも可能だとしている。
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