中国、スマートデバイス市場で米国を抜き世界第1位に

Steven Musil (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年02月19日 07時13分

 米国時間2月18日に発表された新しいデータによると、中国が米国を抜いて、アクティブなスマートデバイスの市場として世界第1位に躍り出たという。

 モバイル市場調査企業Flurryによると、1年前に最も成長が著しいスマートデバイス市場となった中国は、「Android」または「iOS」を搭載するアクティブなスマートフォンおよびタブレット台数が2013年2月末時点で2億4600万台に達する見込みだという。一方、米国は2億3000万台となる見込み。これによって、米国が2億2200万台、中国が2億2100万台で、米国が首位だった1月の順位が逆転する見込みである。

 1日あたり24億件のアプリセッションを追跡することによってこの結果を算出したFlurryは、中国が近いうちにその首位の座を明け渡す見込みはないと述べた。

 Flurryのマーケティング担当バイスプレジデントを務めるPeter Farago氏は、「両国の人口の大きな差を考えると、米国が中国から首位の座を奪回することはないだろう」と声明で述べた。「中国の人口が13億人以上であるのに対し、米国はわずか3億1000万人強である。米国の人口が世界第3位であることを考えると、将来的に中国を超える可能性がある国は、人口が12億人強のインドだけである」(Farago氏)

 しかし、人口は多いものの、インドの1月のスマート機器台数は導入ベースでわずか1900万台で、ロシアやブラジルに並んで全体の第9位だった。米国と中国の市場規模の20%と、大きく引き離されて第3位についたのは英国で、1月のスマート機器台数は4300万台であった。韓国(3000万台)と日本(2900万台)が第4位と第5位に入った。

 1月の成長率に着目すると、コロンビアが278%で中国の209%を超える成長を見せた。また、ベトナム(266%)、トルコ(247%)、ウクライナ(237%)、エジプト(211%)も成長率で中国を超えた。

提供:Flurry
提供:Flurry

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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