アイトラッキング用ハード、ソフトの開発、販売を手がけるトビー・テクノロジー・ジャパンは、重量約200gのコンパクトなアイトラッキング装置「Tobii アイトラッカーX2」(アイトラッカーX2)を発表した。
アイトラッキングとは、人の視線を可視化する視線追跡技術。現在、学術研究やマーケティングリサーチなどに利用されており、使用する機材は158万円以上の高額商品になる。
今回発売されたアイトラッカーX2は、税抜き価格99万円を実現した低価格モデル。本体サイズも高さ2.8mm×幅18.4mm×奥行き2.3mmとコンパクトで、PCなどと組み合わせて使用可能だ。PCと本体をUSB接続するだけで、セッティングが完了。PCには専用ソフトウェア「TobiiStudio」(価格:99~139万円)をインストールしておくことで、視線の止まっていた時間や視線が動いた過程を可視化できる。
同社によるとアイトラッカーX2は、世界最小サイズのアイトラッカーになるとのこと。人種や年齢にかかわらず使用できる明瞳孔法、暗瞳孔法の両方を用いたアイトラッキング技術を採用し、より正確なアイトラッキングができることが特長。視線追跡を開始する前に実施する瞳孔の設定も数分で完了する。
今回の新製品投入は、セッティングや価格がネックになっていたアイトラッキングによるリサーチを、手軽に利用してもらうようにすることが狙い。同日からトビー・テクノロジー・ジャパン にて取り扱っている。
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