世界中にあるさまざまな業界のさまざまな仕事が、従業員をつなげ、ビジネスが流れ続ける状態を保つのに、コンピュータネットワークに依存している。そして、これらのネットワークはすべて管理者を必要としている。彼らはコンピュータを扱う術を知り、トラブルシュートのために手を動かすのを恐れない、勤勉な人々だ。
ネットワーク管理は誰にでも向く仕事というわけではないが、この仕事は技術的なスキルにどっぷりつかり、それを実際に使うのを厭わない人には、得るものの多い挑戦(そして報酬)をたっぷり与えてくれる。この記事では、ネットワーク管理者を目指すべき5つの理由を説明する。
ネットワーク管理者やネットワークエンジニアの職務内容説明には、流行語や「ハイレベル管理」「ハードウェアの評価」「ネットワーク構成」などの専門用語があふれている。現実には、違う企業ネットワークが似ていると言うことはほとんどなく、企業ネットワークを扱う手順の多くは、長い時間をかけてその企業だけのために調整されてきたものだ。これが意味するのは、それぞれの仕事に特徴的な部分のほとんどは現場でのトレーニングで習得するものだということで、ある会社の職務資格(おそらく複雑なものだろうが)を満たしていたからと言って、それがそのまま他の会社のネットワーク管理者の仕事にも当てはまるということは考えにくい。
カナダのウィニペグにあるCompugenのシニアソリューションアーキテクトであるMisha Hanin氏は、次のように述べている。「昨今のネットワーク技術は、整ったユーザーインターフェースを使ったパッケージになっている。しかし、もしエキスパートになりたいのであれば、その中で何が起こっているのかを知る必要がある -- そして、それこそが本当に面白い部分だ」つまり、新しい仕事に就いたときには、最初は急速に多くのことを学ぶことになるが、最終的にネットワーク管理者にとって最も重要な特性は、問題解決できる分析的な思考と、詳細に分け入って行く熱意だ。
米国労働統計局は、2012年のネットワーク管理者の年収の中央値は7万4270ドルだと発表している。しかし、ネットワーク管理者は、単に収入が全米の年収の中央値を大きく上回っているというだけではない。彼らは、どんな大企業でも必要とされており、これは、この世界的な不況が進む中でも賃金が上昇傾向にあるということを意味している。米国労働統計局は、2010年から2020年の間に、すでにある30万人分の職に加え、9万6600人分のネットワーク管理者の職位が新しく生まれると推計している。つまり、もし長期的に成長する可能性の高い業界に入ることを模索しているのなら、ネットワーク管理者は有利だということだ。
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