数カ月前に明らかになったように、MicrosoftのWindowsクライアントチームは「Windows 8」の最初のFeature Packアップデートに取り組んでいる。このアップデートの開発コード名は「Blue」で、2013年の夏か秋にリリースされる予定だ。
しかし、非常に正確な情報筋の1人によると、BlueはWindowsそのものだけを対象とするものではないという。
筆者の情報筋によると、Microsoftは「Windows Phone」「Windows Services」(「SkyDrive」や「Hotmail」など)のほか、「Windows Server」を対象とする次の大規模なプラットフォームアップデートをBlueと呼んでいるという。言い換えると、Blueとは、すべて同じ日に登場するわけではないが、大体同じくらいの時期にリリースされる予定の一連の製品アップデートである。
これらのさまざまなBlueが公開される前に、マイナーなフィックスやファームウェアアップデート、新機能がWindows 8、「Windows RT」、Windows Services、Windows Phoneに追加され続けるだろう。例えば、Windows Phoneの場合、「Portico」という開発コード名の最初のマイナーアップデートが既に一部のWindows Phoneユーザーに提供されている。
Blueは、Microsoftがソフトウェアとサービスを構築、展開、マーケティングする方法が大幅に変わることを意味している。これまで、Windowsや「Windows Live」、Windows Serverなど多くのMicrosoftチームは、2~3年ごとにメジャーなプラットフォームアップデートを提供することに注力してきた。課題は、毎年のプラットフォームアップデートを軸にこれらのメジャーアップデートを展開することだ。毎年のプラットフォームアップデートの第1弾は、一連のBlue製品アップデートの一部として登場する予定である。
Windowsに関する部分では、これを実現するために必要な変化は、とりわけ広範囲に影響を及ぼす顕著なものになるだろう。Windowsの新バージョンを約3年ごとにリリースし、その後、メーカーが完成したOSをテストし、数カ月後に新しいハードウェアにプレインストールしてくれるのを期待する代わりに、Microsoftは、可能であれば「Windows Store」を通して、Blueをユーザーにプッシュ配信しようとするだろう、と筆者の情報筋は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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