KDDIは2月7日、健康診断結果データを活用した健康促進サービスの事業化に向けて、2月12日から実証実験を行うと発表した。
同社は2008年からトータルヘルスケアサービス「Karada Manager」で食事や体重の記録、健診結果アドバイザーなどの機能を提供している。今回の実証実験では、Karada Managerのシステムやノウハウを基盤に従業員の健診データをもとにした疾患リスクの提示や改善プログラムの提案を実施する。
第1弾として、東京都内の同社事業所に勤務する男性従業員を対象に、auスマートフォンを利用した慢性疾患予防サービスの実証実験を行う。対象者は、過去に受診した健診データをもとに提示される疾患リスクについて、食生活の改善や運動の習慣付けなど約60種の改善タスクの中から自分にあったプログラムを約3カ月間実践する。
プログラムの進捗状況は「Weekly Report」で確認でき、進捗に応じて最適なアドバイスを受けられるという。また、血圧や体重など、複数のバイタルデータの推移と合わせて管理することが可能だ。
今夏以降には、サービスの機能を拡張し、社外を対象にしたトライアルを展開するとしている。
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