Twitter傘下の動画共有アプリ「Vine」は、表示されるポルノ動画をめぐる騒動を受け、アダルトコンテンツが表示される可能性があるとして年齢制限が加えられた。
「iPhone」および「iPod touch」向けの同アプリは、誰もが6秒間のビデオクリップを作成して共有できるとして2013年1月にリリースされたが、その後瞬く間にポルノ動画の温床と化した。Twitterは、「#porn」といった多数のポルノ関連の検索語をブロックして、ユーザーがアダルトビデオを検索しにくくすることでこれに対応した。
Twitterは当初、問題のあるビデオの冒頭に警告静止画像を追加して、その警告を確認しなければクリップを視聴できないようにした。The Vergeが最初に報じたように、Twitterは米国時間2月5日、17歳以上であることの確認をユーザーに求める新しいバージョンをリリースした。これまでのバージョンは、12歳以上向けとされていた。
Vineに関する論争が勃発したのは、ポルノ動画が短期間、Vineの「Editor's Picks」(編集者おすすめ)リストに表示されたためである。これによって、同アプリにポルノの問題があるのではないかという疑問の声がさらに高まることとなった。
しかし、バージョン1.0.5のポップアップ確認画面は、問題のあるコンテンツへのアクセスを防止する効果という点においては、これまでの動きとほとんど変わらないようだ。大人による直接的な監督下にない17歳未満の子どもは、この新しい障壁を簡単に乗り越えて、同アプリをインストールすることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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