第1次世界大戦中、旧ドイツ前線で撮影されたイギリス軍兵士たち。土塁の前や、つながり合った塹壕に立つ兵士たちは、ほとんどが笑顔だ。みな大きな袖無しのレインコートを着ており、地面は非常にぬかるんでいる。兵士の1人は、「Old Hun Line(旧ドイツ前線)」と書かれた看板を指さしている。
「トミー・アトキンス」というのは、平均的なイギリス軍兵士を表す架空のヒーローだった。一方、ドイツ人を意味するイギリスのスラングである「Hun」は、ドイツ皇帝のKaiser Wilhelm IIが、戦争に勝つために「フン族(Huns)のように振る舞え」と自らの部隊に呼びかけて以来、よく使われるようになった。
(オリジナルの写真には、「ソンム先遣部隊の公式写真:ドイツ軍の塹壕を新たに占領したことを喜ぶTommy(イギリス軍兵士のこと)」と書いてある)
提供: National Library of Scotland