船井電機、フィリップスのオーディオ、ビデオ事業を取得

 船井電機は、オランダRoyal Philips Electronicsのオーディオやヘッドホン、ビデオ関連機器などを手がける、ライフスタイルエンターテイメント事業を取得すると発表した。フィリップスがホームエンターテイメント事業を承継する新会社を立ち上げ、その全株式を船井電機が取得する。取得費用は約180億円。2013年内にも取得完了する見込みだ。

 船井電機では、2008年に米国、カナダにおけるフィリップスの民生用テレビの供給、配送、マーケティングと販売活動を担うブランドライセンス契約を締結。2012年にはフィリップスが設計、開発した対象事業の製品を米国、カナダ、メキシコにて販売する契約を締結している。

 今回の事業取得により、船井電機グループの取り扱い製品の拡充と欧州に加えアジアや南米などの新興国も含めた販売地域の拡大が可能になるとのこと。

 フィリップスブランドについては、新会社でも継続的に使用することを目的にしており、契約期間を5年半とする商標使用に関するライセンス契約も締結する予定。船井電機がフィリップスに対して、一定料率のライセンス料を支払う見通しだ。

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