パナソニックは1月29日、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX」シリーズに光学20倍の高倍率ズームモデルやWi-Fi、NFC対応機など、計8機種の新製品を発表した。2月14日から順次発売する。
発表されたのは高倍率コンパクトで光学10倍ズームを備えた「DMC-SZ9/SZ3」、光学20倍ズーム対応の「DMC-TZ40/TZ35」、スリムモデルの「DMC-XS1/FH10」、タフコンパクトモデルの「DMC-FT5/FT25」となる。いずれも超解像iAズームを備え、光学領域を超えてもくっきりしたズームアップ撮影を実現する。
DMC-SZ9/SZ3は、広角25mmから光学10倍ズームのライカDCバリオ・エルマーレンズを搭載した高倍率モデルだ。いずれも有効1610万画素の1/2.33型MOSセンサを内蔵。上位機となるSZ9は「ヴィーナスエンジン」を搭載することで、暗所やズーム撮影時でも、美しい高画質撮影ができるとしている。
両機種ともに撮影後の写真の顔にメイクやエステ効果がかけられる「ビューティレタッチ」機能を搭載。肌に透明感をプラスする「エステレタッチ」、カネボウ・コフレドール監修による「メイクアップレタッチ」により撮影後でもイメージ通りのメイクが楽しめる。
SZ9のみWi-Fi機能を備え、スマートフォンとの連携を強化。動画撮影はAVCHDによるフルHD撮影をサポートする。
DMC-TZ40/TZ35は、光学20倍ズーム機能を備えたハイスペックズームモデルだ。TZ40は有効1810万画素の高感度MOSセンサと新開発のヴィーナスエンジンを備え、暗所での撮影でもノイズの少ないクリアな撮影を実現するとのこと。Wi-FiとNFC機能も搭載し、スマートフォンやタブレットへの撮影画像転送や、リモート撮影機能などが可能だ。
動画撮影は2機種ともにAVCHDによるフルHD撮影が可能。TZ40のみ「5軸ハイブリッド手ブレ補正」と「傾き補正」により、動画撮影時の手ブレを軽減できる。
DMC-XS1/FH10は、奥行き約17.6(FH10は約18.0)mm、重量約103(FH10は約100)gを実現したスリム&軽量モデルだ。広角24mmから光学5倍ズームレンズを備え、手ブレ補正には光学式の「MEGA O.I.S.」を使用。暗所での手ブレ撮影を抑え、クリアなシーン撮影ができるとしている。
被写体にカメラを向けると、カメラ側が被写体の顔の有無や距離などの撮影状況に合わせたシーンモードを選択してくれる「おまかせiAモード」も装備。フラッシュ制御の適正化もできるので、背景と顔の明るさのバランスなどを保った撮影が可能だ。
XS1には13種類のフィルタ効果をかける「クリエイティブコントロール」、撮影後の写真に13種類のフィルタ効果をかける「クリエイティブレタッチ」を用意。多彩な撮影が楽しめる。
防塵、防水、耐衝撃構造のDMC-FT5/FT25は、アウトドア仕様のタフ設計を施したモデルだ。FT5は、防水13m、耐低温マイナス10度、耐衝撃2mに対応し、マリンスポーツやウォータースポーツでの使用に最適なモデル。「アドバンス水中モード」も備え、水中でも見た目の色合いに近い撮影ができるとのことだ。
FT5のみWi-Fi、NFC機能も備え、スマートフォンやタブレットとの連携も強化。撮影した画像をワンタッチでスマートフォンに転送したり、リモコンとしての操作したりすることができる。有効画素は1610万。FT5は4.6倍、FT25は4倍の光学ズームを備える。
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