KDDI、沖縄セルラーは1月24日、「INFOBAR」シリーズの新ラインアップとなるLTE対応スマートフォン「INFOBAR A02」(HTC製)を、2月中旬以降に関東、沖縄から順次発売すると発表した。同日の記者発表会にはKDDI代表取締役社長の田中孝司氏が登壇。同モデルについて「選べる自由の新しい選択肢」とアピールした。
INFOBAR A02は、赤と白、青と白といった配色をアルミフレームと3つのキーに取り入れたシンプルなデザインのスマートフォン。従来シリーズと同様に深澤直人氏がプロダクトデザインを担当しており、「INFOBAR A01」まで採用していた本体正面のタイルキーは廃止された。カラーバリエーションは、赤を基調としたNISHIKIGOI、白を基調としたICE GRAY、青を基調としたAOAOの3色となっている。
インターフェースデザインは中村勇吾氏が手がけており、写真や書籍、SNSなどのアプリやウィジェットをパネル化し、ホーム画面を自分好みにカスタマイズできる。画面をスクロールすると各パネルが柔らかなグミのようにぷにぷにと動くアニメーション効果を取り入れたほか、パネル移動時にはバリ島の楽器ガムランボールからヒントを得た音色がシャラランと響く。
ホーム画面上に家族や友人のアドレス情報を貼り付けることで、直接電話をかけたりメールを送ることが可能。また、FacebookやTwitterのタイムラインに投稿された写真やテキスト、カメラで撮影した写真やクラウド上の写真も表示できる。田中氏は「指で画面に触れるたびにさまざまな表情をみせる」と語り、クラウド時代において今後はより情報へシンプルかつ自由にアクセスできることが重要だと強調する。
さらに、本体左側面のファンクションキーを押すと、写真や動画、音楽、書籍などが一覧できる「List View」が表示され、各コンテンツにすばやくアクセスできる。ファンクションキーは、カメラ撮影時のシャッターや、画面のON/OFFなどにも使えるボタンとなっている。
発表会に出席した深澤氏は、従来のINFOBARのソフトウェアを“あんこ”、ハードウェアを“もなか”と表現し、それぞれが別のものとして開発されてきたと説明。INFOBAR A02では、プロダクトとUIが一体化した“ようかん”を目指したと語り、製品については「完成度の高いものができた」と評価した。
INFOBAR A02は、4.7インチのHDディスプレイを採用し、1.5GHzのクアッドコアCPU、約800万画素のCMOSカメラ、2100mAhのバッテリを搭載。防水・防じん性能も備えた。本体サイズは幅約70mm×高さ約138mm×厚さ約9.7mmで、重量は約147g。KDDIでは、INFOBAR A02の発売に合わせて、深澤氏によるオリジナルデザインカバーやコラボカバーを販売する予定。
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