KDDI代表取締役社長の田中孝司氏は1月21日、HTML5の関連技術などを発表する定例イベント「HTML5とか勉強会」にサプライズゲストとして登場。その後の囲み取材で、Mozillaが開発中のモバイルOS「Firefox OS」を搭載したスマートフォンの販売を検討していることを明かした。ただし具体的な時期については明言を避けた。
Firefox OSは、ホーム画面や電話帳アプリなど、スマートフォンのすべての機能をHTML5アプリとして開発して動作させることのできるオープンソースOS。ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「2013 International CES」では、同OSを搭載したスマートフォンの実機が披露されている。
Firefox OSは低価格帯のスマートフォン市場をターゲットにしていると言われていることから、同社ではFirefox OSを搭載したスマートフォンを導入することで、ローエンドモデルを求める顧客を獲得したいという狙いもあるようだ。
この一方で、NTTドコモ代表取締役社長の加藤薫氏は1月22日、同社がオープンソースモバイルOS「Tizen」を搭載したスマートフォンを開発しているとの一部報道について「検討しているのは事実」と認める発言をしている。
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