米運輸保安庁(TSA)が、裸に近い画像が得られるスキャナを廃止する。
Bloombergによると、露出の度合いを抑えたソフトウェアの記述を任されたOSI Systemsが、期限内に実現しないことに気づいたという。
電子プライバシー情報センター(Electronic Privacy Information Center:EPIC)などの反対を受け、連邦議会はOSI傘下のRapiscan Systemsに乗客の画像をもう少し不鮮明に映し出すソフトウェアを書くよう依頼していた。
Raspicanの装置のうち76台は2012年に撤去されており、残る174台も速やかに空港から撤去される。
もっとも、TSAは他社のスキャナを引き続き利用する。他社のスキャナはより控えめな画像を表示するとされている。
TSAは公式ブログの中で、L-3製のミリ波スキャナでは、より好ましい画像を肉眼で確認できることを説明している。
同ブログを書いたTSA職員のBob Burns氏は、Rapiscan製スキャナについて、「政府内で他に優先度の高いミッション用に再配備できるようになるまで保管される」としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス