米運輸保安庁、空港の全身透視スキャナを撤去へ

Chris Matyszczyk (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年01月21日 14時38分

 米運輸保安庁(TSA)が、裸に近い画像が得られるスキャナを廃止する。


提供:Jonathan Corbett/YouTube; screenshot by Chris Matyszczyk/CNET

 Bloombergによると、露出の度合いを抑えたソフトウェアの記述を任されたOSI Systemsが、期限内に実現しないことに気づいたという。

 電子プライバシー情報センター(Electronic Privacy Information Center:EPIC)などの反対を受け、連邦議会はOSI傘下のRapiscan Systemsに乗客の画像をもう少し不鮮明に映し出すソフトウェアを書くよう依頼していた。

 Raspicanの装置のうち76台は2012年に撤去されており、残る174台も速やかに空港から撤去される。

 もっとも、TSAは他社のスキャナを引き続き利用する。他社のスキャナはより控えめな画像を表示するとされている。

 TSAは公式ブログの中で、L-3製のミリ波スキャナでは、より好ましい画像を肉眼で確認できることを説明している。


L-3製スキャナを使ったときの画像
提供:TSA

 同ブログを書いたTSA職員のBob Burns氏は、Rapiscan製スキャナについて、「政府内で他に優先度の高いミッション用に再配備できるようになるまで保管される」としている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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