NECは1月21日、ワイヤレステレビチューナをセットにしたAndroid搭載タブレット「LifeTouch L」を1月31日に発売すると発表した。市場想定価格は、6万4800円。
同社の調査によれば、タブレットでテレビ視聴したいという意向は約50%あるものの、実際の利用動向は約22%と低いという。現状のLifeTouch LでもDLNA/DTCP-IPを経由し、テレビ対応のPCを使ってテレビが見られるが、NEC以外のPCとの接続が分かりにくいといった課題もあったという。
本体は、2012年7月に発売された製品をベースに、チューナとセットにすることで、「やってみたいができない」という障壁を取り除くものとして企画された。映像を送信するためのタブレットとチューナ間の接続設定が容易になり、セットアップガイドに従って簡単に初期設定を行えるという。
セットモデルは、タブレットとテレビチューナユニットで構成される。地上・BS・110度CSデジタル放送対応のテレビチューナユニットから、ハイビジョンの映像をWi-Fiを利用してワイヤレスでタブレットに送信できる。
本体は、10.1型の高輝度・広視野角液晶を採用しながら厚さは約7.99mm、重さは約540g。テレビチューナユニットは、幅170mm×奥行き150mm×高さ41.5mmと小型サイズで、2台目のパーソナルテレビとして楽しめる。
テレビチューナユニットは、別途外付けのHDDを接続することで録画も可能になる。さらに、電子番組表(iEPG)を利用し、インターネットを介して、外出先から録画予約も行える。また、タブレット本体には、32GバイトのmicroSDHCメモリカードが標準添付する。
なお、LifeTouch Lを既に購入したユーザー向けに、テレビチューナユニット単体をオプションとして3月上旬に発売する。また、チューナユニットから外付けHDDへ録画した番組をタブレットに転送できる機能も今後無償で追加提供する予定としている。
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