StumbleUponは米国時間1月16日、業績を改善するために全従業員の30%以上にあたる35人の従業員を解雇したことを認めた。
StumbleUponの広報担当者は米CNETに対して「われわれは組織再編を行っており、本日付けで従業員数を110人から75人に削減した」と述べるとともに「こういった改革の結果、わが社の業績が改善されるだけでなく、より迅速かつ効率的な運営が可能になる」と述べている。
2002年にサービスを開始したStumbleUponは、ウェブやモバイル機器のユーザーに対して、彼らの興味に基づいたインターネットコンテンツを提示するというサービスを提供している。同社は数年間にわたる紆余曲折を経るとともに、トップの交代も経験している。また同社は2011年遅くに、製品をより現代的かつ面白みのあるものにしようと抜本的なデザイン変更に踏み切った。しかしその変更は、Pinterestのルック&フィールを真似たものだという批判を受けることになった。
StumbleUponの広報担当者によると、TechCrunchが最初に報じた16日の人員削減は、同社の製品やエンジニアリング、マーケティングの各チームを対象としたものだったという。StumbleUponの幹部は、同社が言うところの人員の「削減」対象とはならなかったものの、数人のマネージャーが解雇されている。
こういった人員削減は、創業から10年以上が経つ同社の抱える問題や先行き不安を示している。同社は、ウェブのユーザーが日々のニュースやミームを見つける場所として定着しつつあるTwitterやFacebookといったソーシャルネットワークと競合する立場にある。もちろん、StumbleUponはこういったことに言及したりはしない。同社は16日も、今回の残念なニュースを、楽観的な見方と利益で彩られたリボンで飾り立てていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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