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Twitter投稿写真の報道機関による無断使用は著作権侵害--米連邦地裁判決

Donna Tam (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年01月16日 13時14分
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 Twitterに投稿された写真は著作権で保護されるため、報道機関は許可なくこれを掲載できないとする判決が、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所のAlison Nathan判事によって下された。Reutersが報じた。

 2010年1月に起こったハイチ地震の後、写真家Daniel Morel氏が撮影しTwitterに投稿した現地の写真を、通信社Agence France-Presse(AFP)とThe Washington Postが掲載した件で、同判事は両社がMorel氏の著作権を侵害したと認めた。

 AFPは裁判で、問題の写真がTwitterに投稿されていたことから、公的に利用可能なものとみなされるべきだと主張したものの、Nathan判事はTwitterのサービス利用規約には、投稿された写真について、撮影者の許可を得ることなく報道機関が掲載できるとは書かれていないという点を指摘した。

 米国時間1月14日遅くに公開されたこの判決は、知的財産とソーシャルメディアに関する初めての訴訟の1つに対する回答となっている。とは言うものの、すべてが解決したというわけではない。同判事は、Getty Imagesが行ったとされる権利侵害を含め、いくつかの問題については採り上げていない。

 AFPの編集者は、Twitter上のMorel氏の写真を、別のユーザーのアカウントを通じて見つけたという。Morel氏は、自身の写真が不適切に使用されたとしてAFPを糾弾したため、AFPは同氏の主張を覆そうとして訴訟を起こしていた。これに対してMorel氏は逆にAFPとGetty Images、The Washington Postを相手取って訴訟を起こした結果、今回少なくとも1つの点について主張が認められたようだ。

 Nathan判事は、Morel氏が今回の訴訟で得られる賠償金に制限を設けている。

 Morel氏は、AFPによって配信された写真を使用した各契約機関に対して法廷損害賠償金として合計で「数千万ドル、あるいは数億ドル」という金額を要求していた。この契約機関にはThe Washington Postも含まれている。The Washington Postは、AFPからの写真を入手したGetty Imagesから写真を入手していた。Nathan判事は、AFPとGetty Imagesのみが賠償金を支払う必要があると述べており、その額も権利を侵害した写真1枚ごとに限定して支払うよう求めている。

 ソーシャルメディアのユーザーは、著作権や所有権にまつわる問題に疑義を唱える場合がしばしばある。こういった疑念によって、Facebookのようなサイトで騒ぎが起こったり、最近では写真共有サイトのInstagramがその利用規約を変更し、同サイトがユーザーの写真を所有するようになると示唆したことで大騒ぎになったりしている。Instagramのこの利用規約変更は大衆の反発を買い、同サイトはその結果、利用規約を元に戻すことになった。


ユーザーは、Twitterで公開された写真を容易に検索できる
提供:Screenshot by CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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