CP+2013

ソニー、ズーム撮影に強い新「Cyber-shot」--防水モデルなど全4機種

 ソニーは1月16日、デジタルコンパクトカメラ「Cyber-shot」シリーズに裏面照射型CMOSを搭載した「DSC-WX200/WX60」(WX200/WX60)と、有効1610万画素のCCDを採用した「DSC-W730/TF1」(W730/TF1)の4機種を発表した。10倍の高倍率ズームモデルから防水、耐衝撃のアクティブカメラまでをラインアップする。いずれも発売は1月25日。

  • 「DSC-WX200」

 WX200は、有効1820万画素の1/2.3型 Exmor R CMOSセンサを搭載した最上位機。光学10倍、全画素超解像20倍のズーム性能を備え、ズーム時でもブレずに素早くピントをあわせる「新ピタっとズーム!」を搭載する。

 現行機種でも定評のある夜景撮影は、撮影シーンに応じてカメラ側が自動で撮影モードを設定する「プレミアムおまかせオート」と新フラッシュモード「アドバンスフラッシュ」により、明るくノイズの少ない撮影をサポート。プレミアムおまかせモードは、夜景で人物が動いている場合でもきれいに撮れる「人物(明るい)」「人物(暗い)」などの新モードを加え、従来33パターンから44パターンへと増強されている。

 またWi-Fi機能も進化した。撮影した画像をスマートフォンから選択受信できるほか、カメラからスマートフォンに選択送信できる機能を装備。撮影したその場で写真を選び、SNSにアップロードできるなど使い勝手を改善した。また、スマートフォンにアプリをインストールすれば、カメラのリモコンとして使用できる「スマートリモコン」も用意する。構図の確認やシャッターがスマートフォン上で行え、撮影した写真は自動的にスマートフォンに転送。デジカメ内のメモリとスマートフォンの両方に保存することが可能だ。

  • 「DSC-WX60」

 サイズは高さ52.4mm×幅92.3mm×奥行き21.6mmで、重量は約121g。店頭想定価格は2万8000円前後になる。

 WX60は光学8倍、全画素超解像16倍のズーム機能と、有効1620万画素のExmor R CMOSセンサを搭載した。WX200同様のプレミアムおまかせオート機能とアドバンスドフラッシュ機能を持ち、夜景やズーム時の高画質撮影をサポートする。サイズは高さ52.5mm×幅92.3mm×奥行き22.5mmで、重量約124g。ホワイト、ブラック、ピンクの3色をそろえる。店頭想定価格は2万3000円前後。

  • 「DSC-W730」

 有効1610万画素のCCDセンサを搭載したW730は、光学8倍ズームを備えたシンプルコンパクトモデルだ。サイズは幅93.1 mm×高さ52.3mm×奥行き22.5mmで、重量約122g。ブルー、ピンク、シルバーの3色をそろえる。店頭想定価格は1万6000円前後。

  • 「DSC-TF1」

 TF1は、光学4倍ズームで防水・耐衝撃性能を備えたアクティブカメラだ。パッキンやシーリング設計の強化により、水深10mで60分までの使用を実現。加えて耐衝撃、防塵、耐低温までサポートし、あらゆるシーンで使用できる。

 グローブを着けたままでも操作できる大きめボタンとシンプルな十字キーを配し、アウトドアでの使用を考慮。記録媒体にはメモリースティック マイクロ/microSDカードを用いる。本体サイズは高さ62.0mm×幅102.4mm×奥行き22.7mmで、重量約152g。アウトドアを意識したブラック、レッド、ブルーの3色を用意する。店頭想定価格は2万円前後。

 全4機種で、「360度スイングパノラマ」「ピクチャーエフェクト」による撮影が行えるほか、新機能として「ビューティーエフェクト」を追加。これは撮影後に、肌色や目の大きさ、歯の白さ、テカリ除去といったエフェクトをかけられるもので、各項目ごとに5段階から調整が可能。エフェクトは顔検出された顔のみで操作ができ、保存もできる。

 また、いずれの機種でもフラッシュ撮影時にカメラが自動でISO感度を最適化し、より遠くまで明るく撮影するアドバンスフラッシュを利用可能だ。

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