ソニーは7月25日、デジタルカメラ「Cyber-shot」シリーズに、コンパクトモデルの「DSC-WX30」と、スリムタイプの「DSC-TX55」を追加した。いずれもタッチパネルを採用したほか、「全画素超解像10倍ズーム」を備え、きれいな高倍率撮影を実現している。
全画素超解像10倍ズームは、最大画素数のまま、解像感を維持しつつ最大2倍のズームを実現する「全画素超解像」技術を利用したもの。光学5倍ズームと併用することで、解像感のある10倍ズームを実現できるという。さらにこの技術を用いることで、フルハイビジョン動画撮影中でも最大1200万画素相当の静止画同時撮影も可能だ。
両機種ともに有効約1620万画素1/2.3型の裏面照射型“Exmor R”CMOSセンサを搭載。AVCHDフルハイビジョン動画と最大1600万画素の静止画撮影に対応する。光学式と電子式を併用する手ブレ補正「動画手ブレ補正 アクティブモード」を備え、ズームや歩きながらでも手ぶれをおさえて動画を撮影できる。
最大6枚の画像を連写、重ね合わせて撮影する高画質静止画「プレミアムおまかせオート」撮影に対応。最大221度のパノラマ画像を作成する「スイングパノラマ」撮影のほか、3D静止画、3Dスイングパノラマの3D撮影も可能だ。
DSC-WX30は、本体サイズ高さ51.9mm×幅92.2mm×奥行き19.1mmで、重量は約117g(バッテリ、メモリカード含む)。3型液晶には感圧式タッチパネルを採用している。記録メディアはメモリースティック デュオ/PROデュオ/PRO-HGデュオ、SD/SDHC/SDXCカード。ボディカラーはシルバー、ブラック、ゴールド、ピンク、バイオレットを揃える。別売の「パーティショット IPT-DS2」と組み合わせれば、2度拍手をするとその方向に振り向いて撮影をする「拍手でショット」と、拍手でショットで撮影した画像をプレビューする「くるっとプレビュー」の新機能が利用可能だ。発売は8月5日から。店頭想定価格は3万円前後になる。
DSC-TX55は、本体サイズ幅92.9mm×高さ54.4mm×奥行き13.2mmで、重量は約109g(バッテリ、メモリカード含む)。3.3型の有機ELディスプレイには静電式のタッチパネルを採用する。記録メディアはメモリースティック マイクロ/マイクロ(Mark2)、microSD/microSDHCカード。ボディカラーはシルバー、ブラック、ゴールド、レッド、ブラウンで、9月9日に発売する。店頭想定価格は3万8000円前後になる。
あわせて有効1410万画素のCCDモデル「DSC-W550」も発売する。最大1400万画素の静止画撮影とMotion JPEGによる640×480ピクセルの動画撮影に対応する。発売は9月9日から。店頭想定価格は1万5000円前後になる。
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