NTTドコモは1月10日、小中学生を対象にした「スマートフォン for ジュニア SH-05E」(SH-05E)を2月上旬に発売すると発表した。2年間の利用を前提とした「月々サポート」を適用した場合の市場想定価格は1万円台半ば。また、同モデルの発売に合わせて低価格パケット定額サービス「Xiパケ・ホーダイ for ジュニア」も提供する。
SH-05Eは、保護者が子どもの電話やメール、ネット、アプリ、利用時間・通話時間などを制限できるスマートフォン。同社では、すでに小学校低学年向けに「キッズケータイ HW-01D」を販売しているが、SH-05Eは小学校高学年から中学校低学年までがターゲットとなる。HW-01Dは発売から1年半で約50万台売れており、SH-05Eも発売から1年間で30万台以上の販売を目指す。
主な機能として、出会い系をはじめとするトラブルを防止するため、電話やメールの相手を電話帳に登録された人だけに限定できるほか、深夜や授業中など端末の利用可能時間を設定できる。使いすぎ防止のため、端末の累積利用時間や累積通話時間も制限できる。
アプリのダウンロードは「spモードメール」や「しゃべってコンシェル」など、ドコモが提供するアプリに限られており、LINEやFacebookなどのSNSアプリは利用できない。さらに保護者がspモードフィルタを設定することで、ウェブブラウザ経由での有害サイトへのアクセスやSNSの利用も制限できる。
ドコモのスマートフォン・タブレット向け学習サービス「ドコモゼミ」や英和・和英辞書、時間割、おこづかい帳、「電子書籍GALAPAGOS Jr」など、学習に役立つアプリをプリインストール。アニメでスマートフォンの使い方を教える「アニメで学ぶケータイあんぜん教室」アプリも搭載している。
本体サイズは、高さ約117mm×幅約63mm×厚さ約10.6mmとコンパクトで、手にフィットしやすいラウンドフォルムデザインを採用。1.5GHzのデュアルコアCPUや約1210万画素のカメラを搭載するほか、おサイフケータイ、赤外線機能、防水、防じんなどに対応する。防犯ブザーもついており、本体側面のボタンを長押しすると、防犯ブザーとともに事前登録しておいた連絡先(1件)へ自動で発信できる。
同社ではSH-05Eのユーザー向けに、月額2980円の新たなXiパケット定額サービス「Xiパケ・ホーダイ for ジュニア」を提供。月間の利用データ量が500Mバイトを超えると、同月末まで通信速度が送受信時最大128kbpsに制限されるという。
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