ICT活用で「強いチームづくり」を提案--コクヨの新霞が関オフィス

 コクヨグループのコクヨファニチャーが、「霞が関ライブオフィス」を2012年12月3日に「霞が関ライブオフィス “NEXT OFFICE”(NEXT OFFICE)」としてリニューアルした。

 コクヨでは、1969年に大阪の新本社を竣工して以来、自らが開発したオフィス家具を社員自ら利用し、その様子を社外の人たちに体験、披露するショールーム型オフィス「ライブオフィス」を展開してきた。

 これまでも、フリーアドレスや社内における部門や部署を超えたコラボレーションのための空間デザインなどをライブオフィスで手掛けてきたコクヨ。今回、ICTの進化にともなった新しい働き方やそれに必要な空間、ゾーニングのあり方などを提示、体感する場所として霞が関のオフィスをリニューアルした。

  • 霞が関オフィス“NEXT OFFICE”の受付の様子

  • オフィスのエントランス。壁には人の動きに反応したり、Twitterのハッシュタグを映し出したりできるディスプレイを備える

  • 社外の人と気軽な雰囲気でミーティングできるサロンスペース

  • 休憩にも利用できるライブラリースペース

  • ガラスで仕切られたプロジェクトルームも完備

  • 設計担当や技術者が多いエリアのそばには、参考資料や書籍などが並べられている

 NEXT OFFICEのテーマは「深輪広縁(しんりんこうえん)」。社内連携の輪がより深くつながる「深輪」と、社外との新しい人との縁を広げてつながる「広縁」。この2つのコミュニティをつなぎ、時代に対応する「強いチーム」を生み出す場を作るという。


コクヨファニチャー スペースソリューション本部副本部長の堀田巌氏

 コクヨファニチャースペースソリューション本部副本部長の堀田巌氏は、「これまで企業は、『個の自律性』をもとに活動してきた。だがこれからは、モバイルなどを活用した『個の機動性』を高めつつ、組織やチームとしてのつながりをつくる働き方の提案をしていきたい」と語る。

 NEXT OFFICEでは、クラウドなどのICT技術やクラウド技術を活用し、社内社外におけるコミュニケーションを図っていくために、空間を4つのゾーニングをおこなう。シェア・フラット、チーム・プレイス、コワーク・ラウンジ、コミュニティ・サロンに分け、ウェブミーティングやスマートフォンやタブレットなどを活用した情報共有などを通じ、時代に対応した働き方を実践していく。

  • こちらのエリアでは、そのまま打ち合わせができるよう、幅の広いテーブルを用意している

  • オフィスの中央には3つのディスプレイが並ぶ。ここでは社内のさまざまな情報を視聴できる

  • iPadを使ったオンラインミーティングのための通話ブースも用意

  • こちらは法人営業チームのエリア

  • こちらはウェブミーティング可能なオープンスペース。机の天板から音声が出るようになっており、どこに座ってもクリアな音声でやりとりできる

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