Googleのウェブサイトマルウェアチェッカーが米国時間12月30日、人気写真共有サイトTwitpicをセキュリティ脅威として認識し、同サイトを当惑させた。
30日にTwitpicを訪れようとしたユーザーは、馴染みの保存や共有用のツールに代わって、「このサイトを訪れると、コンピュータがマルウェアに感染する可能性が高い」ため、サイトがブロックされたことを通知するメッセージを目にするようになっていた。
Twitpicは、マルウェアの脅威をTwitter上で否定するとともに、問題解決に向けてGoogleと連絡を取ろうとしていることを明らかにした。
Twitpic.comを訪れるとGoogle「Chrome」のマルウェア警告が表示される問題を解消するため、Googleと連絡を取ろうとしている。なぜなら、これは不正確で誤っているからだ。
Working to fix the google chrome malware notice when visiting Twitpic.com as this is not true or the case, trying to contact google
— TwitPic (@TwitPic) December 30, 2012
Googleの「Safe Browsing API」は、ユーザーをマルウェアなどの攻撃から保護するために設計されている。Googleは6月、1日あたり9500件の新たな悪意あるウェブサイト(ハッカーに操作された無実のサイト、もしくは、マルウェアの拡散またはフィッシングを明確な目的として構築されたサイト)を検出していると述べた。また、同社は、Chromeや「Firefox」「Safari」のユーザーに対し、訪れようとしているサイトにおけるマルウェアやフィッシングについて、数百万件の警告を毎日送っていると述べた。
米CNETはGoogleに対応についてのコメントを求めているが、本稿掲載時点で回答は得られていない。
編集部注:なお、日本時間12月31日13時現在では、このブロックが解除された模様。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」