無料通話アプリ戦国時代--あなたはどれを使う? - (page 3)

検証その5:オリジナル機能--使い方次第で非常に有効な「LINE」

 今回は通話機能にフォーカスしているが、LINEやcommに代表される表情豊かなスタンプを使えるメッセージ機能や、カメラやゲームなどとの連携機能も選ぶ上では考慮したい点だろう。

 特に仲の良いグループやサークル仲間などとのグループトークができるのは無料通話アプリの大きなメリットだ。中でもLINEのグループトークは最大100人までグループに登録できるため、たとえば大学のサークルや、ビジネス上のチームなどで共有する掲示板の代わりとしても有効活用できる。

 Skypeではスマートフォンのインカメラ機能を使ってのビデオ通話が可能だ。会話の途中ですぐに後部カメラの映像に切り替えて、自分の周りの様子をすぐに伝えられるなど、他のアプリにはない機能がある。また050 plusでは、通話画面に写真・画像を送受信できるフォトトーク機能を搭載。カカオトークは最大5人までの無料グループ通話に対応している。

  • 「LINE」で「友だち一覧」を表示させ、右上の「+」マークをタップ。友だち追加画面に切り替わったら、画面上の「グループ作成」を選択する。

  • 友だちリストから招待したいメンバーにチェックを入れたらグループ登録が完了。「LINE」では100人までグループに追加できる。

まずはインストールして“使い比べてみる”

 以上のように各項目について比較してきたが、やはりどのアプリも一長一短で、いまのところ“これがベスト!”と言い切れるものはない。そのため、どのアプリを使うのかはそれぞれの利用シーンや使い方によって変わってくるだろう。

 たとえば、フィーチャーフォンや固定電話へ発信することが多いなら050plus、ビデオチャットをしたいならSkype、Facebookと連動させたいならcomm、とにかく手軽に利用したいならLINEやカカオトークといった具合だ。また、これらのコミュニケーション系サービスでは、家族や友人がどのアプリを使っているかも重要になるだろう。

 筆者の場合、まずビジネス上のやり取りは、グローバルに普及していることもあり、主にSkypeのビデオ通話を利用することが多い。通常のメッセージはメール以外だとほとんどFacebookメッセージを利用している。一方プライベートでは、友人や家族とは主にLINEで通話している。commやカカオトークについては、利用している知人が少ないため今のところほとんど使っていない。

 これらのアプリはスマートフォン同士であれば基本的に通話料が無料のため、誰でも気軽に利用できる。もちろん、複数のアプリを同時にインストールしても問題ないので、ひとまずすべてをインストールして、自分に合った使い方のできるアプリを見極めていくのがベターと言えるだろう。

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