Highlight by Cohdooは、音声を録音しながら気になるカ所を「Highlight」することにより、後から簡単に聞き直すことができる録音アプリだ。機能もデザインも洗練されており、大変使いやすい。再生スピードは、ノーマルスピードのほか、1.5倍速と2倍速を選択できる。インタビュー、取材、会議などのビジネスシーンで活用できるほか、語学学習にも最適だ。
とにかく、必要なボタンが大きくて分かりやすく、タップしやすい。これは、頻繁に使いたいアプリにとって非常に重要なことだ。これだけで、アプリを使い続けようという気になる。録音するだけなら、「New Recording」をタップして「Start」をタップすれば録音が始まる。録音を終了する場合は、画面左上の「Done」をタップする。録音中に、ここは重要だと思ったら、「Mark Highlight」をタップする。そのたびに、本のしおりのように、ハイライトが追加される。しかも、「ここが重要だ」と思った瞬間にハイライトを追加しても、その瞬間は実際には過ぎている、と心配する必要はない。設定画面で、10秒前、5秒前、2秒前までさかのぼってハイライトを追加できるように設定を変更することができるからだ。
ハイライトは、いくつでも追加することができる。また、録音した音声を再生しているときでも、ハイライトは追加できる。デフォルトでは、「Highlight 1」といった名前で登録されるが、このハイライト名は変更可能だ。たとえば、会議中の録音なら、「今後の方針」「次回の会議について」などのようにハイライト名を付けておけば、議事録のように使うことができる。英会話のレッスンを録音しているなら、「人にお願いするとき」「wouldの使い方」などとハイライト名を付けておくと復習に役立つ。
録音には、位置情報が付加される。iPhone標準のマップアプリと連携しており、「Location」をタップすると、地図が表示される。航空写真表示とハイブリッド表示も選択可能だ。どこで録音したのかが分かると、どのような状況で録音したのかも簡単に思い出せる。また、メモ欄には、会議の参加者や当日のアジェンダなどを入力しておくと、録音を聞き直すときに便利だ。星5つまでのレーティングを付けることもできるので、たとえば、自分の演奏を録音して調子を記録しておいたり、見た映画や読んだ本の感想を録音しておき、自分なりの評価を付けておくことで、ライフログとして使うことも可能だ。
録音した音声は、メールで送れるほか、Dropboxに保存することもできる。ファイルサイズは、おおよそ25分で6Mバイトだ。筆者のiPhone 5では、周りの音もよく拾うが、基本的にマイクに近い所で話している人の声がクリアに入る。このあたりは、iPhoneのマイクの性能に依存するところだろうが、とにかく使っていて気持ちの良いアプリなので手放せなくなった。ぜひとも試してみてほしい。
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