Clibeは、1冊のノート(ジャーナル)を公開して共有できる機能を持った、ソーシャルジャーナルアプリだ。ノートを1冊用意して、ページをめくりながら日記を書くような感覚で使える。3種類のペンと写真のインポート機能などにより、絵を描いたり文字を書いたりと、多彩な使い方ができる。作成したノートは、自分だけが見られるプライベートモードのほか、招待した人のみが見られる共有モードと、Clibe会員なら誰でも見られる公開モードで保存できる。
使用開始時には、アプリ内から専用のアカウントを取得する必要がある。このアカウント情報を使用して、ウェブブラウザからClibeのウェブサイトにログインし、自分のノートや公開されているノートを見ることも可能だ。最初に、「New Journal」をタップして、新しいノートを作成する。ノートの表紙(Cover)にあたるページから、書き込みができるので、ホーム画面のノート一覧でも一目で何のノートなのかが分かるようにデザインを分けておくと便利だ。
画面の左側にツールバーがあり、表示/非表示の切り替えが可能だ。画面はポートレイトモード固定でランドスケープにはできない。左下のツールバーにあるツールを使って、書き込む。写真アイコンの下にあるブラシアイコンから3つが描画ツールだ。色と太さを設定できるが、色の種類が少ないのが難点だ。微妙なトーンの色が多いので、今後、使いやすい色をもう少し揃えてくれることを願う。写真は、iPadのカメラ、ライブラリ、Facebook、Instagram、Dropbox、Evernoteからインポートしてノートに配置することができる(ただし、通信にかなり時間がかかるため、W-iFiでの使用をお勧めする)。移動や縮小/拡大も可能だ。
ノートアプリの楽しみの1つに、着せ替え機能があるが、Clibeもアプリ内から、ジャーナルの表紙と用紙のデザインを購入して増やすことができる。無料のデザインも用意されている。また、Jot TouchというBluetoothの筆圧感知スタイラスに対応しているので、組み合わせて使うことで、表現の幅が広がる。アプリとしてもサービスとしても、まだ荒削りな感じが否めないが、今後の展開が楽しみではある。たとえば、招待した人だけがジャーナルを見られるようにしておいて、職場でアイデアを共有したり、家族で絵日記を楽しんだり、ノートごと共有できる利点を生かせる場は多くありそうだ。
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