Adobe Systemsは、プロのクリエイターが作品の紹介や共有をするためのオンラインソーシャルメディア用プラットフォームを開発したBehanceの買収を発表した。
この買収の動機としては、2013年におけるAdobeの主要な重点製品「Creative Cloud」のコミュニティ機能強化がある。
Adobeでシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるDavid Wadhwani氏は、声明でこの点に少し触れ、「Behanceは今後、クリエイターの世界に貢献するAdobeの取り組みにおいて重要な役割を担い、よりオープンで協力的なクリエイターコミュニティの実現に向けた取り組みを加速する」と断言した。
Wadhwani氏はこれとは別に、米国時間12月20日のブログ投稿でさらに、Creative Cloudの全会員は間もなく「Behanceの基本的機能(ポートフォリオ作成機能やコミュニティ機能など)」を利用できるようになるが、「Creative Cloudの有料会員は(『Behance ProSite』のような)プレミアム機能も利用できるようになる」と説明している。
Behance側もこのニュースを認めたが、逆に同社がAdobeから得られるものについてより多くを述べている。
実際的な観点から言えば、当チームは継続してBehanceのために(非常に野心的な)ロードマップを実現し、Behanceの機能をAdobeのサービスに組み込む。ぜひともサイトを複数の言語に翻訳し、創作作品の紹介に最新技術を利用したい。Behanceの年次カンファレンスである99Uと、クリエイターのコミュニティに対する情報提供や組織化のすべての取り組みは、今後も拡大を続ける」
Behanceチームは、サンフランシスコにあるAdobeの本社に移らずにニューヨーク市に「そのまま残る」と付け加えた。
買収の金銭的条件は明らかにされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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