Kodakは、Intellectual VenturesとRPX Corporationによって組織されたコンソーシアムに特許ライセンスを売却し約5億2500万ドルを受け取ることを発表した。
この取引によってKodakはさらなる現金を手に入れ、経営破たんから脱却し、2013年上半期に独立企業として再起することができる。
さらに重要な点は、Intellectual Venturesが特許取引の中心としての地位を固めることである。Kodakは5億2500万ドルを手に入れる。その一部は、Intellectual VenturesとRPXが取りまとめる12社のライセンス提供先企業によって支払われる予定である。
Kodakのポートフォリオは、デジタル画像処理特許に関連するため、その重要性は高い。カメラを搭載するあらゆるスマートフォンに関連するものであるため、GoogleとAppleの両社がこれらの特許を利用したいと考えていた。
またKodakは、今回の取引に関与した企業とのすべての特許関連訴訟について和解した。コンソーシアムに含まれる12社の具体的な企業名は明かされていないが、その数から考えて、ほとんどのモバイル企業が含まれている可能性が高い。
技術業界の中にはIntellectual Venturesを、パテントトロールと呼ぶ人もいれば、非常に巧みなビジネスモデルを持つ企業と評価する人もいる。両者の間にさほど違いはないように思われる。
今回のKodakの取引とライセンス提供先に含まれる企業数から考えて、この特許取引は双方にとって有益なものであるようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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