サムスン、ストレージソフトウェア企業のNVELOを買収

Charlie Osborne (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年12月18日 12時33分

 サムスン電子が、ストレージソフトウェア企業のNVELOを買収することで合意に達した。

 サムスンは現地時間12月14日、カリフォルニア州サンタクララに本拠地を置くNVELOの買収を発表した。NVELOは次世代SSDストレージソリューションを開発しており、サブシステム内で使われるソリッドステートドライブ(SSD)の管理と最適化に取り組んでいる。この種の「SSDキャッシング」は、消費者向けと企業向け双方のプラットフォームで使用され、デスクトップやスマートフォンなどのデバイスでハードドライブとSSDの両方からのデータ取得を高速化する。

 設立後2年のNVELOの買収は目立たないものの、サムスンがストレージスペースのポートフォリオを拡充することを意味し、Appleの「iPad」や「iPhone」と競合するハンドセットやタブレット製品などのメモリと機能を強化する際に、サムスンにより多くの可能性をもたらすことにつながる。

 この買収の詳細については現時点で不明であり、財務面での詳細も明らかにされていない。しかし、NVELOの全社員がサムスンに移籍し、同社の技術開発がサムスンに引き継がれることになる。

 サムスン電子のデバイスソリューション部門でフラッシュ製品や技術を担当するのエグゼクティブバイスプレジデントのYoung-Hyun Jun氏は「NVELOの買収により、SSD関連のストレージソリューションを顧客に提供する能力を高められる。SSDストレージに次世代のパフォーマンスと信頼性をもたらすというわれわれのビジョンをNVELOの社員と共有できることになって嬉しい」と述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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