Appleが「iPhone 5」を中国で発売してから3日経ち、その販売台数は200万台にも達した。Appleが米国時間12月16日、同国でiPhone 5が史上類を見ないペースで売れていると発表した。
Appleの最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は声明で「iPhone 5に対する顧客の反応は驚くべきものだった。中国での最初の週末の販売として過去最高を記録した」と述べた。「中国はわれわれにとって極めて重要な市場であり、同国の顧客もAppleの製品を手にするのを待ちきれずにいる」(同声明)
iPhone 5は中国で米国時間12月13日に発売された。顧客が同スマートフォンを実際に触れられるようになる前から、端末には大量のオンライン予約が入った。現在のところiPhone 5を扱っているキャリアはChina Telecom(中国電信)とChina Unicom(中国聯合通信)で、同国最大のキャリアであるChina Mobile(中国移動通信)では提供されていない。
Appleにとって中国は米国に次ぐ第2の市場で、9月締めの会計年度には売り上げの15%(238億ドル)が同国によってもたらされた。
iPhone 5が米国で9月に発売された際、最初の週末の販売台数は「iPhone 4S」のときより100万台多い500万台だった。投資銀行Canaccord Genuityのアナリストは以前の予測値だった4500万台を上方修正して、今四半期には4750万台のiPhoneが売れると予想する。その一方で、中国での発売が予想より早かったために、販売が今四半期に移動する可能性が高いことから、2013年第1四半期の予測はわずかながら下方修正され、4750万台の予想が4600万台に引き下げられている。
iPhone 5は12月中には、中国以外にも100カ国以上で発売される。Appleによれば、これによりiPhone 5はiPhone史上最も速い展開がなされることになるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス