買収が近いというかねてからのうわさ通り、Sprintは米国時間12月17日、Clearwireの残りの株式を取得することで合意したと発表した。
Sprintによると、まだ取得していないClearwireの株式約50%を1株当たり2.97ドルで買い取ることで両社が合意したという。総額は22億ドルとなり、負債とリース債務まで計算に入れるとClearwireの買収にかかる費用は100億ドルにのぼる。
Sprintは、Clearwire買収によって周波数帯ポートフォリオを強化できると同日の声明で述べている。Clearwireの2.5GHz帯資産を自社ネットワークに統合することにより、4G LTEの展開を進める中でより良いサービスを顧客に提供できるという。
またそれとは別に、Sprintは最大8億ドルの追加資金を交換可能な手形の形でClearwireに提供することでも合意したという。
SprintはClearwire買収を2013年半ばに完了させたい考えだ。ただしその前に、規制当局およびClearwire株主の承認を得なければならない。また、すでに手続きに入っているソフトバンクによるSprint買収の影響も受ける。こちらも2013年半ばに完了予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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